めざせ甲子園、5校目の今日は、今年創部2年目を迎えた国立沖縄工業高等専門学校、沖縄高専です。
チームは今年の春の大会で嬉しい初勝利を挙げたものの、その時にはまだ校歌ができていませんでした。この夏、その校歌を唄えるのでしょうか?
創立3年目。今年も明日のパイオニアが集まる沖縄高専にやってきました。
いました野球部!材料力学設計・・とやっぱり高専の授業は難しく、野球愛好会が野球部としてスタートした去年は・・・
宮里貴紀主将「こっちの学校は練習もさせてくれないんで・・・」
と一日100分の授業が4コマに加え、長期休暇で部活ができないことにキャプテンも不満そうでした。そして、今年も県大会の直前に2週間の試験休みが・・・でも!
宮里貴紀主将「まっ慣れてるんで。最低限のことはやると思います」
おお!たくましくなっていました。チームの雰囲気も練習に励む選手の表情も去年とは比べ物にならないほど大きく成長した高専野球部。春の公式戦で初の一勝も果たしました。そんな創部2年目を迎えた野球部を、さらに高める存在が加わりました。それが・・・
さわやかな笑顔と白衣の似合う池松監督です。
池松監督「こちらでは学生に生物と生化学を講義しています。私自身の研究の専門はガンの研究をやっています」
先日もロサンゼルスで開かれた学会で研究発表をしてきたという池松教授。一見、「学問一筋」。スポーツとは無縁の学生時代を送ってきたように見えますが・・・。
池松監督「高校3年間ずっと野球ばかりやってきました」
福岡の名門。小倉高校で甲子園も経験した高校球児。その面影は・・
「あーどしたー!!手だして手だしてー!!」
ユニフォームを着ると現れました。監督の大好きな練習メニューは『恐ろしい1000本ノック♪』
池松監督「(Q:ノックの姿を見ていると別人ですね?)別人28号ですか?ハハハ」
宮里貴紀主将「(Q:先生の豹変ぶりに)いやアレくらいじゃないとだめです」
心強い監督の指導もあってますますパワーアップしたチーム。中でも一番成長を遂げていたのが、そうキャプテン自身。エースで3番の打者という重役を担っていました。そんな頼もしいキャプテンの中心とした今年の高専は?
1000本ノックのおかげが守備が大幅アップしたのに加え、他に引けを取らないクリーンナップの打撃力。さらに、もう1人。頼もしいが新人が加わっていました。
西武の中村選手にそっくりな、横山利樹くん、1年生。あどけなさが残るおかわりくんですが、守備では強肩を、打撃では大砲の大型新人です。
横山利樹くん「どんぶり系が好きです(今日のお昼は親子丼3杯!)」「(Q:ちなみに体重は?)秘密です」
そして、もうひとつ!高専野球部は学校中の大きな期待を背負っていました。それが、コレ!ついに!高専に校歌ができたのです!!
池松監督「学内だけでなく辺野古久辺3区全部が応援してくださっていますので、何とか一勝して校歌を唄いたい」
宮里貴紀主将「(校歌)唄います」
高専甲子園行くぞー!!!
まだ、肝心の校歌は覚えていないというナインですが、夏までにしっかり覚えて、ぜひ球場に響かせて欲しいですね!