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1日から嘉手納基地で実施されているアメリカ軍の即応訓練は3日、サイレン音や煙幕が使用され、戦闘機も激しく離着陸を繰り返すなど本格化しています。訓練には嘉手納基地の空軍のほか岩国基地からFA18戦闘攻撃機35機と海兵隊員700人が参加しています。

嘉手納基地では3日午前8時過ぎに拡声器による放送やサイレン音が鳴り響き、基地の中では煙が数回にわたって上がるのが確認されました。また午前10時前からは嘉手納基地のF15戦闘機や岩国基地のFA18戦闘攻撃機が相次いで離陸し、周辺地域は激しい爆音に包まれました。

基地に近い道の駅では、町民へのインタビューも戦闘機の騒音でたびたび遮られる中、町民は「(訓練を)やらなければいいのにとは思うが、お国のやることは自分たちでは止めることもできない」と話し、別の町民は「私なんかはB52が落ちたのを体験している。だからその時の衝撃を体で感じて知っているから、(基地は)無いにこしたことはないと思うのだけれど」と話していました。

嘉手納基地を抱える3つの市と町でつくる三連協は訓練の中止をアメリカ軍に要請しましたが、アメリカ軍は訓練を5日まで実施し、さらに海兵隊は11日まで戦闘機を残して飛行訓練を実施する姿勢です。