めざせ甲子園11校目の今日は、浦添商業高校です。
浦商は、今大会シード校ではありませんが、去年の大会の準優勝メンバーが主力として残り、実力は引けをとりません。また、チームには野球部員でありながら、選手としてではなくナインを支える心強い仲間がいます。
「闘志前面」のスローガンを今年も掲げる浦添商業。チームは去年、甲子園を目前にしながらも決勝で敗れ、今年はその雪辱に燃えていました。シードこそされていませんが、去年のレギュラー陣が数多く残っているだけに、浦商の存在は今大会の目玉でもあります。
さて、その気になる戦力は・・・。
まず、打撃力!見分けがつかないほどそっくりな双子の兄弟は今年も攻撃の要!俊足で、長打力もある兄、知念昭太は先頭バッター。突破口を開いてクリーンナップにつなげます!クリーンナップ3番は、バッティングセンスのある仲宗根玄樹。続く4番が双子の弟、知念昭二!パワーヒッターで去年秋の大会でもホームランを放っているチームの主砲です。5番、金城優作は、小技がきき、勝負強さも兼ね備えたバッターで、得点力はシード校並の力を持っています。
そして、チームの柱になる自慢の投手力は、最速144キロを誇るエース知花真斗!
練習では、宜野湾のスポーツ専門学校内のジムにも通って、筋力トレーニングもしっかり行い、万全の仕上がりを見せ、さらに精神的な強さも身につけ、3年最後のマウンドに挑みます!
また、知花の他にも右の本格派、具志堅や、當山といった厚みのある投手陣をそろえていて、監督の総合評価は16点と自信を覗かせています。
野球部員95人の中には、選手としてではなく、コーチとしてナインを支える仲間がいました。
3年生の長浜翔平くん。長浜くんが学生コーチをやるきっかけは1年の頃、辛い練習に耐え切れず、野球部を辞めようとした時に監督から言われた言葉でした。
長濱君「(神谷監督から)“選手じゃなくても、甲子園をめざすことはできるよ”ということで、やってみないかと言われて・・・」
それから、長浜くんは監督と選手の橋渡し役として頑張りました。
長濱君「選手たちをサポートしていける。こんなのも良いかなって思いました」
チームには長浜君の他にも二人、学生コーチが活躍しています。
部室前の、カウントダウンのカレンダーには、ナインが書き込んだ熱い言葉がちりばめられていました。「思いの強さが全てを可能にする」
影で支える力が、浦商ナインの大きな原動力!今年こそ、夢の舞台へ!チームの目標はたった一つです!
神谷監督「常に頑張る集団でいなさいということです」「頑張る者は夢を語ると言いますからね」
長浜君「選手たちが自分が(コーチを)やっていることで、チームの力になれたらそれで自分は満足です」「選手には、甲子園に絶対連れて行ってほしいです」
大城大輝主将「ベンチにいても、スタンドの上でも、出ている人でも、気持ちはみんな同じで、頑張ることがとてもいい雰囲気になる」「(学生コーチの仲間には)サポートしてくれてありがとう、あんまり言葉にするのは恥ずかしいので、やっぱりプレーで見せて、勝って一緒に喜びを味わいたいと思います」
エイオ〜!エイオ〜!エイオ〜!甲子園行くぞ〜!ヨッシャ〜
めざせ甲子園、明日は興南高校です。