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13校目のきょうは、コザ高校。

去年、おととしと、夏の沖縄大会のすべてを初戦で敗れているコザ。悔し涙を流す先輩たちの姿を見続けて来た今年の3年生ナインは初戦突破をかけ、最後の夏に挑みます。

創立61周年を迎えた中部の伝統校、コザ高校。今年の高校総体で、13年ぶり4度目の総合優勝を果たすなど、部活動が盛んな放課後は活気に満ち溢れています。

連日の雨で、グラウンドが使えなかったこの日。夏の大会へ向けていっそう気合が入ったコザ校ナインの姿がありました。もちろん大会が迫っていることもありますが、それだけではありません。その理由とは?

宮城内野手「おととし、去年と一回戦で八重山勢に負けている。今年は3度目の正直というこで、八重山農林に勝ちたいと思います」

先日の組み合わせ抽選会で決まった初戦の相手は、八重山農林高校。

実は去年、おととしと、八重山勢に2年連続初戦で破れているコザ。なんと、今年も一回戦の相手は八重山勢だったのです。

中根主将「(Q:対戦相手が決まったときの気持ちは?)引く前から八重山ともう一度やって、先輩たちの借りを返したいって思っていたので、引けて嬉しかったです」「先輩たちも見に来ると思うので、先輩たちにもいい姿をみせて勝ちたいです」

初戦突破に気合十分!今年のコザ高校は?

エースは不在ながら、2人の3年生ピッチャーが安定しています。

天願監督「備瀬君が春の大会以降、少し調子を落としてたのですが、ここ2、3週間の間で非常によくなっている」「内間君は小さいながらも全身を使って投げて、非常にガッツあふれるというか、闘志満々、むき出しで投げるというタイプ」「この二人、どちらを先発させても十分結果を出してくれると思います」

打撃では、1番・レフトの玉城匠と2番・セカンドの宮城 秀が、突破口を開き、4番でライトの喜久山徹につなぎます。

喜久山外野手「チームの一員としてちゃんとつないで、チャンスではしっかり打てるように頑張っていきたいです」

3年前にコザに赴任してきた天願監督は、今の3年生を一年生の頃からみてきました。

天願監督「入ってきた頃は本当にみんな小さくて。いつもちびっ子軍団と言っていた。この子たちがここまで頑張って、やめずに最後の大会まで一緒にやってきてくれたことは感慨深いものがあります」

今年、3年生のユニフォームには、新たな言葉が刻み込まれました。

「飢餓勝心」

佐々木内野手「大会で勝つためには、強い勝ちたいという気持ちが大切だと思った」

今年こそ初戦を突破したい!先輩が流した涙を忘れはしない!チームみんなの心がいま、ひとつなって夏に挑みます!

佐々木内野手「八重山商工と一緒の八重山勢なので、強い環境でやってると思う。油断しないように自分たちができることをしっかりややりたいと思います」

天願監督「僕も生徒と一緒に熱く燃えて、明るく元気良く、コザ高らしい野球をしたいと思っています」

中根主将「今まで苦しい練習もみんなで耐えてきた。みんな、心ひとつで練習を頑張っている。最後(の大会)に掛ける思いは他のどのチームにも負けない。支えてくれた父母にも(初戦突破して)恩返しがしたいという気持ちが一番大きいです」

絶対、甲子園行くぞ!お〜〜〜

めざせ甲子園、あすは沖縄尚学です。