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去年の中華航空機の爆発・炎上事故を受け、50以上の機関が参加した航空機事故総合訓練が4日に実施され、去年の事故で問題となった情報の伝達方法が再確認されました。

去年8月に起きた中華航空機の爆発・炎上事故では乗員・乗客165人は奇跡的に全員無事でしたが、空港事務所から市の消防へ通報がなく、連絡体制の不備が問題となりました。

消防や県警、自衛隊など54もの機関から350人が参加した訓練は、この情報の正確な伝達が最大のテーマです。訓練は那覇空港の滑走路を航空機がオーバランし炎上したという想定で、ケガ人はその重症度や緊急度によって治療や搬送の優先順位を決められそれぞれ緑・黄色・赤のテントへと運び込まれました。

応急処置のテントで指揮をとるのは災害時の医療活動について国の研修を受けた沖縄DMATのメンバー。自衛隊や消防とも連携し、情報を共有しながら緊急度の高いけが人から病院へ搬送しました。

那覇空港事務ではこうした大規模な訓練とともに、消防や警察との通報訓練を毎日行い、万が一の事態に備えたいとしています。