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きょう開会した県議会。アメリカ軍の再編問題や長雨災害の対策など緊急な課題があるはずですが、初日から人事を巡って紛糾です。
6月定例県議会はきょう開会しましたが、正副議長の任期を巡って混乱が続きました。
紛糾の原因は外間議長と新垣副議長が任期をあと2年残して辞任を申し出、正副議長を選ぶ選挙に入ろうとしたためです。
外間盛善議長「私自身は一身上の都合で退任するということでありますので、ご了解願いたい」
その裏には自民党内部の事情が絡んでいました。自民党は人気ポストである議長の任期を2年で交代することを慣例としていて、それに応じなかった前の議長は除名処分にされています。
こうしたいきさつもあって、今回も自民党は外間議長に新たに県連会長の代行というポストを用意。そして新たな正副議長を決め、今定例会に臨みました。しかし、これに野党が噛み付いたのです。
前田政明議員「自民党のルールに基づいて県民の代表の県議会を私物化する、2年交代をやる理由にしている。これは一身上の理由ではない」
議会は紛糾。議長と会派代表の協議は断続的に行われましたが、平行線を辿るばかりです。
金城記者「午前10時の開会から3時間半が過ぎました。ご覧のように議会は紛糾したままで、再開の目途は立っていません。いったい、いつ再開するのでしょうか」
今議会はアメリカ軍再編問題など早急に取り組むべき課題が多く、しかも災害対策で県の対応を質さなければならない中、いたずらに時間を費やす与党の姿勢に反発が強まりそうです。