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先週から辺野古の工事が中断され、集中協議が始まっています。15日沖縄入りした中谷防衛大臣は、この土日の2日間、知事や市町村長らと会談しました。

中谷大臣は、知事やアメリカ軍関係者だけでなく、基地を抱える市長村長をはじめ、辺野古の地元、区長らとも懇談した。嘉陽宗克辺野古区長は「市も県も反対で、その狭間であえいでいる、我々久辺三区は。いろんな事業主体は名護市というのもあるので、困っているのは我々です。そういうことは伝えました」と話していました。

そして自民党が政権に復帰してから初めて、防衛大臣が名護市長のもとを訪れた。中谷防衛大臣は「キャンプシュワブ内に移転する代替施設の機能は、普天間飛行場と比してこのように縮小された計画にたてられてありますので、新基地建設というものではないと」と話します。

それに対し、稲嶺名護市長は「アセスの段階ではなかなか表に出てこないものを最終段階で出されてくる中で普天間の飛行場をただ移すだけじゃなくて、これ相当の機能強化されるものであって、負担軽減とは程遠いものとしか我々は受け止めていない」と話していました。

そして、もちろん、翁長知事にも改めて、辺野古が唯一という政府の方針を説明した。中谷大臣は「私なりに誠実に答えたわけだが、ご認識が深まればいいが、まだまだそういう点(抑止力など)で、ご理解が頂けるものではないと思っているので、引き続きこういう質問には答えていきたい」と話します。

そして翁長知事は「140万県民の安心安全、戦時中のものも含めて、戦後70年こうして貢献してきたことも含めると、もうちょっとあんた方、考える必要があるんじゃないかという話をさせてもらった」と話していました。