※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
慶良間の米軍軽飛行機着陸ミス 国へ報告義務なし

6月に慶良間空港でアメリカ軍の飛行愛好家らの小型飛行機が着陸に失敗した事故で、アメリカ軍から日本への通報義務が免除されていることがわかりました。

6月28日、座間味村の慶良間空港で、アメリカ軍の飛行愛好家らでつくる「エアロクラブ」所属の小型飛行機が着陸に失敗、滑走路を外れ緑地で停止しました。

国交省によりますと、日本の法律では大事故につながる恐れがある事態、いわゆる「重大インシデント」にあたる事故でしたが、機長には日本側への事故の通報義務がないことがわかりました。これは、日米地位協定で、アメリカ軍の航空機には日本の航空法が適用されないためです。

2008年にも名護市のサトウキビ畑に小型飛行機が墜落しましたが、このとき、アメリカ軍は残骸の差し押さえに応じず、県内で起きた事故でありながら地位協定によって、県警は十分な捜査ができませんでした。