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夏の高校野球、沖縄大会で全国一早く甲子園行きを決めた八重山商工。離島勢では、初となる夏の大会を制しての甲子園出場に、地元石垣は、喜びに沸いています。

「春に続き、夏の大会でも甲子園出場を果たした八重山商工。決勝から2つ日目、連休明けのきょう、学校では選手たちの優勝報告会が行われています」

興奮さめやらぬ決勝戦から、初めて学校に姿を見せた八重山商工ナイン。生徒や学校関係者の温かい手拍子に迎えられ、離島勢で初めて勝ち取った優勝旗を手に、元気な姿を見せました。

添石校長『言葉ではいえないような体中に震えがくるような喜びがありましたね』

また、この後、市役所で行われた表敬訪問では、横断幕が掲げられる中、選手を激励しようと、市の職員や市民、およそ200人が駆けつけ、優勝の喜びを分かち合いました。このセレモニーには、去年のキャプテン、佐久川くんの姿も。

野球部OB佐久川くん『自分が最後負けてしまったときも必ず自分達がかわりにいくと言ってくれたんでほんとにそれを成し遂げてくれた。本当に感無量ですね』

もちろん観光客で賑わう商店街でも選手の活躍に喜びを隠せません。

『いやーもう21世紀の大事件ですよね』『応援しましたよ自分の孫みたいにね。涙が出て感動しました』『私、京都出身なんですけど、京都の高校よりこっちの方、(八重山商工)を応援してますね』

また、市内の旅行会社では、すでに甲子園ツアーへの問い合わせの電話が鳴っています。

旅行会社『島の熱意で臨時便を出してもらおうかと思っております』

島で育った球児たちの歴史的な快挙は、今、島全体に元気を与えています。

大浜市長『日本の頂点に立てる力はあると思っているので本気でぶつかって是非深紅の優勝旗を日本の南の果ての石垣島に海を越えて持ってきてほしいと思う。みんなで待ってます』

地元の大きな応援団を見方に八重山商工は、新たな目標に向かって再び、夢の舞台へ乗り込みます!八重山商工が、甲子園でどんな戦いを見せてくれるのか楽しみですね。

第88回全国高校野球選手県大会は、来月の3日に抽選会が行われ、6日に甲子園球場で開幕となります。