中川栞「時おり激しい日差しが照り付ける中、ここ平和の礎では朝早くから多くの人たちが手を合わせています。」
戦争体験者の女性「だんだん薄くなっていくような濃ゆくなっていくような何とも言えない感情ですね。」
戦争体験者の女性「自分の父がそういう目に遭っていますので、これからは絶対良い世の中になって欲しいということ。戦争の無い世の中になってほしいです。」
女性「これだけの方々が犠牲になって、改めて今こうやって楽しく過ごせてるのがこの方たちの犠牲の上に成り立っているのかなと思うと、感慨深いですよね。」
戦争体験者の女性「(戦争中は)本当にもうどこでどういう状態で亡くなられたかもわからないし、遺骨もないし、戦争というものは本当に恐ろしいものだと思います」
戦争体験者の女性「昨日みたく思い出されてですね。二度とあのようなことはないように祈っています」
戦争体験者の女性「怖かったよ。思い浮かぶと胸がいっぱいで(泣いて口をおさえる)あなた方が心配だよ。今から戦争したら無念で何とも言えません。口で話すことはできません。」
野島基「70年前の今日そして世界平和にひとりひとりがその思いをはせながら、しっかりと歩みを進めています。」
南風原高校生「平和というありがたみを感じながら、一歩一歩かみしめながら歩きたいと思います。」
女子学生「祖父母は戦後の体験は聞かせてくれたんですけど、戦時中の体験というのはわからないので、このピースウォークでそれを追体験して何か経験できたらと思っています。」
女子学生「体験者がいなくなる中、今の私たちの時代の人々が、今生きている人たちに伝えなければいけないと思っています。」
翁長知事・平和宣言「政府においては固定観念に縛られず、普天間基地を辺野古へ移設する作業の中止を決断され、沖縄の基地負担を軽減する政策を再度見直されることを強く求めます」
安倍総理挨拶「沖縄の発展は日本の発展をけん引するものであり、私が先頭に立って、沖縄の振興をさらに前に進めてまいります。」
「安倍帰れ」と男性が怒り出す。
安倍総理挨拶「沖縄の人々には米軍基地の集中など、長きにわたり安全保障上の大きな負担を担っていただいています。今後もひき続き沖縄の基地負担軽減に全力を尽くしてまいります。」
稲嶺名護市長「誠意というか、実感が伝わらないですよね。この場に来るときくらい、もっと県民に対して、御霊に対しても誠意を見せてほしいです。」
家族連れの女性「本当に下々から頑張って戦争に反対ということを呼びかけていきたいと思います。」
平和の詩朗読与勝高校知念捷さん「戦世や済まちみるく世ややがて嘆くなよ臣下命ど宝」「みるく世がゆやら今は平和でしょうかと私は風に問う」「いっそ戦争のことは風に流してしまいたい。しかし忘れてはならぬ彼女の記憶を、戦争の惨めさを伝えねばならぬ、彼女の哀しさを、平和の尊さを」