春の大会ベスト4入りした豊見城高校。ここまでの道のりは決して平坦なものではありませんでした。
神谷隆也主将「1回戦敗退となって頭が真っ白になりました」
去年の秋の大会。宜野座高校に0ー4で初戦敗退。その時の悔しい思いが、チームを動かしました。
練習前にはお互いの課題をみんなで集まり確認。メンバー1人1人が自分を追い込み、春の大会見事ベスト4入りを果たした豊見城ナイン!
夏に向けた戦力は、こちら!
打撃力・機動力に監督の厳しい評価が付きましたが、エースナンバーをつけた2年・翁長宏和の安定した打たせて取るピッチング。更に、翁長に加え春の大会でエースナンバーをつけた2年・宮海翔。そして3年生の仲宗根涼太の3人が投手陣を固める!
その中でも3年生仲宗根君には、野球に対する強い思いがありました。
仲宗根涼太投手「みんな合宿で頑張ってきているので、自分だけ置いて行かれないように練習した」
仲宗根君はこれまでチームの合宿や遠征に一度も参加したことがありません。5人兄弟の長男である仲宗根君。兄弟思いの兄は、経済的な理由から部活を辞めようと考えた時もありまた。
仲宗根涼太投手「あの時は経済的にキツイのもあって、自分から辞めようなかなと思って。それでも野球部に残ったのは、仲間の言葉があったから」
喜舎場宗和外野手「チームに必要な存在なので、夏の最後まで一緒にやろうと誘ってみました」
神谷隆也主将「絶対辞めるなと。最後まで自分たちの仲間で終わりたいと思っていました」
一度は諦めかけた野球も、仲間に支えられ、3年間続けることができたと言います。
仲宗根涼太投手「メンバーに対してはありがとうっていう気持ち。こういうチームメイトに出会えて良かったと思いました」
それぞれの感謝の思いを胸に、豊見城高校の夏が始まります!
喜舎場宗和外野手「1戦必勝を目標にして全部の試合に勝っていきたいと思っています」
神谷隆也主将「最後はみんなで優勝して甲子園行きたいです」
仲宗根涼太投手「みんなとは最後まで続けたいので、沖縄で最後になれるように頑張りたいです」
『優勝するぞ!』