※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
新基地建設に伴い埋め立てが予定されている名護市辺野古の海で文化財の「碇石」に似た石が発見され名護市が14日専門家に見せたところ「碇石で間違いない」との見解が示されました。
県内の考古学の専門家片桐千亜紀さんは「ちゃんときょう実際見せてもらって観察を何人かでして素材とかも見て調べましたので、僕はあれは碇石、沖縄で見つかるタイプの碇石でいいと思いますよ」と話していました。
これは2015年2月から3月にかけて辺野古の埋め立て予定地で文化財調査をした名護市教育委員会が仮設岸壁の建設予定地付近で発見しました。
名護市教育委員会ではアメリカ軍に引き渡しを求めていましたがようやく6月12日に実現したことから県内の考古学の専門家片桐千亜紀さんに実物を見てもらいました。
碇石は琉球王国時代などに船のいかりを海に沈めるために使われたおもりと見られています。
名護市教育委員会では今後、県が文化財と認めれば文化財保護法に基づき付近一帯の試掘調査などを実施したい考えで辺野古への新基地建設にも影響が出るものとみられます。