めざせ甲子園!9校目は本部高校です。悔しさを胸に監督と共に歩んできた選手たちを取材しました。
グラウンドいっぱいに響く音楽。その中で練習に励むのは、本部ナインたち。聞こえてくるのは、甲子園でおなじみの曲の他、他校の学校応援の様子まで。
宮城岳幸監督「いつものグラウンドでやっているプレーがだせるんじゃないかと」
大声援の中で試合をすることに慣れていない生徒たちの為に、宮城監督が考えた本番を意識した練習です。
今の3年生は、入学してから去年の秋の大会まで公式戦全て初戦敗退。悔しい思いばかりしてきました。
仲宗根優人主将「秋の大会負けてこのままじゃだめだと思って、自分から変わらないとと思って」
悔しさを胸に、日頃の生活を見つめ直すようになった選手達は、練習中は歩かず走る、スリッパで登校しないなど、当たり前のことから始めました。また監督は、それまで以上に生徒と過ごす時間を増やすようになったと言います。
毎日お昼の時間を使って、県内外のチームの試合を見ながらミーティングを行っています。練習以外でも1人1人と向き合う時間を大切にしているのです。
さらに練習後の体幹トレーニングでは監督も生徒たちと共に汗を流しています。
仲宗根優人主将「岳幸監督は練習を見ながら口出しするのではなく、一緒にやって、同じキツイ思いをしながら注意をしてくれる」
兼城昌隆外野手「監督と一緒に支え合いながら声掛けしながら頑張っていました」
小さな変化は結果に繋がります。今年の春の大会で、念願の1勝を掴むことができました。
宮城岳幸監督「表情が良かったです。勝ったらこんな顔するんだなと。(その顔が見たくて俺は練習してきたよと)本当に良い顔していました」
努力と絆で掴んだ春の1勝。本部高校!夏・更なる上を目指します!
宮城幸監督「春、この子たちの良い顔を見ているので、(夏も)そういう顔見たいです」
仲宗根優人主将「勝った時の(監督の)顔を見てみたいですし、胴上げもしてみたいです」
兼城昌隆外野手「監督を甲子園に連れて行きたいです」
『監督!絶対勝つぞ!』