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きのうから工事が再開された泡瀬干潟を巡る裁判です。

住民らが県や沖縄市を相手に干潟の埋め立て工事の中止と公金の差し止めを求める訴訟の口頭弁論が開かれました。

口頭弁論に先立ち、裁判所前では原告の住民らが集会を開き、工事を再開したことに抗議。「東門市長の誕生で状況が変わり、事業の根拠は崩れている」と埋め立て工事の中止を訴えました。

8回目となるきょうの口頭弁論では干潟のそばで暮らす住民2人が、貴重な生態系を守るべきだと意見陳述し、県や国に対して2000年から2004年の間に支出したおよそ20億円の損害賠償を求める準備書面を提出しました。

一方、被告の県と沖縄市は事業の正当性を主張する準備書面を提出していましたが、沖縄市側は市長が変わったため次回までに今後の方針を検討したいと撤回しました。