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地主に土地の一部が返還された読谷村の楚辺通信所、通称「象のオリ」できのう反戦地主らによる祝賀会が開かれました。

今から10年前、国による不法占拠という異常事態を招いた読谷村の楚辺通信所、通称「象のオリ」は先月31日、その土地の一部である236平方メートルが地主の知花昌一さんに返還されました。

きのうの祝賀会は知花さんの土地の返還を祝い、今後も残りの土地の全面返還を求める運動を継続しようと開かれたものです。知花さんは、支援者や土地の基地への提供を拒否する反戦地主の仲間と自分の土地に入りました。

知花昌一さん「あしたからもあさってからも、いつでも入れる状態になる。嬉しさは違います」

知花さんの土地へのテレビカメラの立ち入りは「通信所の電波に障害を与える可能性がある」という理由で那覇防衛施設局から許可されませんでしたが、知花さんは、祝賀会の中で「この土地を平和運動の拠点にしたい」と支援者達に力強く語っていました。