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ハワイは20回以上訪れているそうですが、今回は知事としての初訪問。どんな思いでホノルルの土を踏んだのでしょうか。
辺野古の新基地建設を巡り、日本政府と対立が先鋭化する中、建設反対の民意を訴える翁長知事がハワイに到着しました。早速、ハワイ州選出の議員2人との面談に臨みました。
知事に同行取材している野島記者は「就任後初めてハワイを訪れた翁長知事は、初日から軍事委員会の議員を相次いで訪問するなど精力的に活動をスタートさせました」と現地からリポートしました。
翁長知事は日本時間の5月28日朝早くハワイに到着し、地元県人会の歓迎を受けました。知事は到着後、早速、ハワイ州選出のアメリカ議会軍事委員会のメンバー、ヒロノ上院議員、ガバッド下院議員と面談し、沖縄の基地負担の現状などを伝えました。
翁長知事は「ヒロノさんは、日本政府がもっと聞くべきですねという風に踏み込んでくれたのが前進した」と話し、稲嶺名護市長は「ハワイにも軍事基地がいっぱいある。だけれどもアメリカ政府はハワイの意見を聞かずに何でも進めるというようなことはしない」と話していました。
また、知事らより3時間早くハワイ入りした県議らで構成する訪米団は、5月17日に起きたMV22オスプレイの墜落現場の周辺を視察しました。
県議団の一人山内末子県議は現地視察の後「どこにも生活の空間が見えませんし、基地の周りに。そういう意味では沖縄は本当に基地と生活が一緒に共存している」と感想を述べていました。
一方、知事不在の中、辺野古では28日の朝、一時姿を消していた作業用の台船2隻が戻っているのが確認されました。近く、ボーリング調査が再開されるものとみられます。