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沖縄戦で亡くなった全ての人たちの名前を刻む「平和の礎」の存在意義を改めて考える学習会が26日に那覇市で開かれました。
学習会で講師を務めた沖縄国際大学の石原昌家名誉教授は「戦争というのはこんなに敵味方の区別なく、こうして人は死ぬ」と話しました。
また「平和の礎」の刻銘検討委員会で座長を務めた当時、軍人と自分の家族が同じ場所に刻銘されることを知った遺族から抗議を受けたことを語りました。
しかし被害者や加害者という立場を超えて、全ての戦没者を一緒に刻銘したことで「平和の礎」があらゆる戦争を否定する平和の発信地になったのだと振り返り、沖縄の人々がそれをつくった意義は大きいと話しました。