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心と体の性別が一致しない性同一性障害。文部科学省は、各都道府県の教育委員会などに性同一性障害の児童生徒ら一人ひとりにあった対応を求める通知を30日に出しました。
通知では学校での支援体制について、学校の内外にスクールカウンセラーを含めたサポートチームをつくることや、教職員の資質向上、全国で実施されている学校での生徒らに対する対応例などが示されました。
2014年1月に行った文部科学省の調査によりますと、自身の性同一性障害を学校に相談している児童生徒は全国で606件、そのうち県内は29件でした。
県内でこれまで性同一性障害の生徒のそれぞれにあった学校のトイレや制服の使用、また戸籍上の名前ではなく本人の希望する名前で呼ぶ取り組みがすでに行われています。
また、校長や養護教諭対象の性同一性障害の理解を広げる研修会を開催していて、今後も2015年6月以降、3度全国の事例を参考に研修するということです。