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日米首脳会談で辺野古が唯一の選択肢と強調した安倍総理に対し、翁長知事は「相変わらずの頑なな固定観念」と強く批判しました。
28日、アメリカのワシントンで開かれた日米首脳会談で普天間基地の移設先は、「辺野古が唯一の選択肢」という考えを強調した安倍総理に対し、翁長知事は、29日臨時の記者会見で強く批判しました。
翁長知事は「相変わらず安倍総理の頑なな固定観念が示されたことは、これは残念なことだということを申し上げたいと思います」と話していました。
「辺野古の新基地建設反対」の民意をオバマ大統領に伝えてほしいと安倍総理に託していた翁長知事。新基地建設に対する県民の反対の世論を伝えながらも、結果的には「辺野古が唯一の選択肢」という考えを強調した安倍総理を強く批判しました。
また、辺野古の埋立てを承認する前提となった「普天間基地の5年以内の運用停止」に言及がなかったことについて、仲井眞前知事が「最高の担保」とした安倍総理との約束そのものにも疑問を投げかけました。
翁長知事は「5年以内運用停止については、総理も前知事も情熱が感じられません。今日までの状況を見ますと、辺野古埋立て承認というハードルを越えるための空手形ではなかったかと危惧をしているところであります」と話しています。
また翁長知事は会見で、辺野古の臨時制限水域内の潜水調査を5月11日から行う方針も明らかにしました。県による調査はアメリカ軍の運用上の理由を名目に拒否されていますが、日程や態勢を示し調査を実施したいという意思表示をした格好です。