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サングヮチャー

旧暦の3月3日の21日は、海で体を清める浜下りが県内各地でみられました。平安座島では、浜下りの行事をサングァチャーと言って、21日から23日までの3日間盛大に行います。

2日目の22日は、ある高級魚を奉納して大漁を祈願しました。比嘉アナウンサーは「その儀式に必要なのがタマンとマクブ。地域の代表的な高級魚です」とリポートします。

旧暦の3月4日に行われるトゥダヌイユーは、魚をもりでついて豊漁や健康祈願・航海安全を願う儀式で、100年以上も続く平安座島の伝統行事です。島の女性が「タマンマクブ大きな魚たくさん寄ってきますように幸せが訪れますように」と祈願します。

自治会長や漁師地域の代表が見守る中、見事、魚にもりが突き刺ささると大きいマクブ、おいしいタマンをノロ様に捧げようと歌い上げる歌や踊りが奉納されました。そして奉納が終わるとタマンのみこしをかついでみんなで大移動。500メートル沖のナンザ岩を目指します。

参加した中学生は「自分たちは2016年は受験だから合格祈願で担いでます」と話します。潮がひいている時以外は上陸できない「ナンザ岩」で豊漁や健康、繁栄などを祈願していました。