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きょう午前、嘉手納基地に着陸寸前のF-15戦闘機が、フレアと呼ばれる訓練用照明弾を誤って発射していたことがわかりました。
目撃者「着陸寸前だったので高度も低く、フレアが燃え尽きることもないまま地上に落ちて、何度か跳ねて燃え尽きたという状況です」
これは、F-15の胴体の下に装備されているフレアが発射された直後の画像です。フレアは、エンジンなどの熱に反応するミサイルに迫られた際に、狙われた戦闘機が防衛のために発射するものです。
目撃者によりますと着陸態勢に入っていた2機のF-15戦闘機のうち一機から閃光がはしり、陸軍貯油施設内に落下したあと数秒後に消えたということです。
比嘉記者「目撃者によりますとフレアは、この誘導灯のあいだ、ちょうどパイプ付近に落ちました」
貯油施設内であり、さらに国道からわずか10数メートルという住民生活の至近距離で起きた事故に、一歩間違えば、と自治体も怒りを露にしています。
宮城嘉手納町長「これだけの車両が通行しているまん前ですから、おそらく通行している車両の方も相当驚いたと思います。F-15戦闘機の運用そのものがこの飛行場にはあってはならないのではないか」
嘉手納基地広報部ではこの事故について、「着陸寸前に行うべきフレア不作動システムの解除を怠ったパイロットの操作ミス」と説明していて、すべてのパイロットに対し安全確認の見直しを行うよう指示したとしています。