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ハロルドオクムラさん来沖

アメリカ軍の通訳として沖縄戦に従軍した日系3世の男性が70年ぶりに沖縄を訪れています。91歳になるハワイ出身の日系3世、ハロルドオクムラさんは、沖縄戦当時の1945年、日本語で住民に投降を呼びかけたり、出身地に近い収容所に振り分けるなどの任務にあたっていました。

31日に訪れた糸満市の平和の礎では、崖から人が飛び降りる様子を目撃した辛い記憶を語りました。そして1日、ちょうど70年前に上陸した読谷村楚辺の海岸を訪れ、当時を振り返りました。

ハロルドさんは「我々が上陸した4月1日の午後にカミカゼがやってきました。銃撃戦になったため、私は物陰に隠れました」と話していました。

現地では、当時糸満市摩文仁の海で、日本語の呼びかけに応じて投降した元日本兵という男性も駆けつけ、自分に投降を呼びかけたのはあなたですか、などとハロルドさんと言葉を交わす場面もありました。