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強制使用の5年間継続です。国の強制使用期限が切れ、暫定使用が続いているアメリカ軍の牧港補給地区内の一部の土地について、県収用委員会は5年間の強制使用を裁決しました。
強制使用の継続が決まったのは浦添市にあるアメリカ海兵隊の牧港補給地区内の土地148平方メートルです。那覇防衛施設局は、2001年の8月から行っていたこの土地の強制使用がことし8月12日で期限切れとなるため、去年、県収用委員会に土地の使用の継続を申請していました。これに対し土地の所有者は軍事目的での使用は憲法9条に違反していると主張。更に、基地内の倉庫から9メートル離れていて倉庫用地としての使用の必要性も認められないとして使用を拒否していました。
これを受けて県収用委員会は、『委員会に憲法に関する審査権は無い』と判断を避け、土地の使用の必要性については、内閣総理大臣がすでに使用認定を行っていて、その認定に違法性も認められないと所有者の主張を退け、2011年10月末までの国の使用を裁決しました。