30人31脚学校紹介、3校目はうるま市立宮森小学校。6年生3クラス学年全体で参加。みんなで最後の思い出を作ろうと挑戦です。
創立61年の宮森小学校、児童数514人。47年前、アメリカ軍のジェット機が墜落し、尊い命が奪われた痛ましい事故があっただけに、平和を愛する心を育むことや地域のこと昔のことを子供たちに知って欲しいとお年寄りたちとの交流も盛んです。
「おはようございま〜す」毎朝、地域のお年寄りが校門で子供たちを出迎えてくれるのです。
そんな宮森小学校から今回30人31脚に初参加するのは、6年生の3クラス。最後の思い出を作ろうと参加することを決めましたまずは、一組から紹介しましょう。
集中力抜群のこのクラスは、大会が間近に迫り、先生、子どもたちも気迫十分。自分たちの目標を1枚の大きな紙にまとめました。
6年1組担任・與座朝明先生「先生の気持ちはもう決まっています。一つ皆さんに一つになって欲しい。男子と女子わざと重ねた。団結して一つになってほしい。心一つという気持ちで走らないと30人は走れないとわかっているよね」
続いて稲福さおり先生率いる2組は、個性派ぞろいでまとまりあるクラス。
「ぶーちゅ、ぶーちゅ、ぶーちゅ」
「ブチュー」とは、さおり先生の最大限の愛情表現なんだとか…。
6年2組担任・稲福さおり先生「私の愛のバツですね。口紅も塗りなおしてから、頬に残るようにやってます」
「(Q:一番”ブチュー”が多い人は?)こいつ!おでこやあご(ブチュー)たくさんされているよ」「Q:ブチューされると?)気持ち悪い。かゆくなる(笑)」
9月に入り気持ちも高まってきた3クラスは始めての合同練習です。実は、まだ3組だけが30人全員で走ったことがないのです。
6年3組担任・仲間貴之先生「燃えてきている。目標はスタートラインに立つことです」
仲間先生「3組は見るんじゃない。やるんだよ。位置について、よーい」「オーケー。いいね。かっこいい」
雨が降り始めても練習をやめません。「位置についてよーい」
この日始めて30人で11メートルを走ることができました。一歩、一歩ゆっくりですが、ゴールまで確かに近づいています。
「心を一つに、突っ走れ、宮森魂、がんばるぞー」
3組の仲間先生の話によりますと、その後まだ完走はできていないそうですが、35メートルまで走ることができたようです。どこまで記録をのばせるか期待しています。
明日は、沖縄市立美原小学校です。