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陸上自衛隊の与那国町への配備についての是非を問う住民投票があさって行われます。与那国にとって初めての住民投票です。
6年前、与那国町の外間町長は、まちおこしとして自衛隊配備を防衛省に要請。その後、防衛省が配備を発表したのは、近隣を航行する外国船への対応を目的としたレーダー基地でした。
配備をめぐり、反対と賛成で町は二分。去年、議会では住民投票のための条例案が可決し、今回初めて配備の是非が問われることになったのです。
質問する男性「我々が調べている文献によると、レーダーによる影響は確かにあるということです。」
先月、町と防衛省が共催した住民説明会では、「レーダー基地の電磁波は人体に影響しない」とする研究者や防衛省に対し、住民たちの不安の声が相次ぎ、住民投票への関心が高まりました。
高良鉄美先生「地方公共団体の住民の抵抗権なんですよ。防御権なんですよ」「与那国の住民が一生懸命ですね、自分達で決めましょうや、と言って、自治をすごく重要なことだとして判断しようとしているわけですよね」
しかし、今月13日(日)・・・
中谷元防衛大臣Q:住民投票の結果に拘らず作業は進めると?「はい。現時点においては、予定通り進めてまいりたいと思っています」
与那国島はあさって、初めての投票を迎えます。この住民投票の結果に法的な拘束力はありませんが、
条例では、行政は、結果を尊重するようにとなっています。地域のためにどんな未来を選択するのか、与那国町の選択が注目されます。