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キャンプシュワブのゲート前でテントを張っている市民に対し、20日、国が文書で撤去を指導したことについて、菅官房長官は強制撤去も視野にあることを明らかにしました。
菅官房長官は「政府としては道路管理および米軍施設区域の管理の観点から法令等に基づいて適切に対応する。ある意味当然だと思います」「(従わない場合は強制撤去?)いずれにしろ指導・警告を行っていますので様子を見たいという風に思います」と話します。
菅官房長官はこのように述べ、市民のテントの「一部がアメリカ軍施設を侵害している」として、強制撤去することもありうるとの認識を示しました。
高江 一夜のうちにテント消える
一方、東村高江でヘリパッド建設に抗議して座り込みを続ける住民たちが使用していたテントが、何者かに持ち去られていたことが分かりました。
高江ヘリパッドいらない住民の会の男性は「中の椅子もストーブも全部持ち去られていました」他の男性は「実力行使で否応もなく抗議の場所を奪うというのは(中略)許せないという怒りはあります」と話します。
持ち去られたのは、座り込みをしている住民たちが使用していたテント2張りと、ストーブやイス、横断幕などです。住民たちは、19日午後5時半頃、テントを離れ20日、午前7時半頃に戻った際にはテントごとなかったということです。
また、駐車していた車両には「アメリカ合衆国施設への出入りを妨げており、けん引、撤去の対象となります」と英語と日本語で書かれた紙が貼られていました。
QABの取材に対し、沖縄防衛局は「情報は入っていない」と話していて、アメリカ海兵隊からの回答はまだありません。