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15-02-16-004

翁長知事は「今回の指示を沖縄防衛局は真摯に捉え適切に対応してもらいたい。私は県民の負託を受けた知事として、今後も県の有するあらゆる手法を用いて辺野古に基地は作らせないとの公約実現に向けて取り組んでいく所存であります」と話していました。

翁長知事は16日、県が2014年8月岩礁破砕を許可した区域外でのコンクリートブロックの設置などをやめるよう指示を出しました。翁長知事は「コンクリート製構造物等の新たな設置と既設物の移動の停止、および、関係資料を提出するように沖縄防衛局へ指示をいたしました」と話しました。

翁長知事は先ほどキャンプシュワブの海域での工事に関連して防衛局に文書を提出したことを明らかにしました。

文書では2014年8月に沖縄県が岩礁破砕の許可を出した区域外でのコンクリート製構造物の設置や既設物の移動などを停止するよう指示しています。

キャンプシュワブの海域では沖縄防衛局が埋め立て予定地外の海域にコンクリートのブロックを投入しサンゴを破壊していることなどが明らかになっています。

翁長知事は区域外に設置されているコンクリートブロックの位置や重量などに関する資料を23日までに提出すること、指示に従わない場合は許可を取り消すことがあることなどを指示しています。また県が現場調査に入ることも明らかにしました。

知事は「(岩礁破砕許可の)取消も視野にありますけども、必要な段階を踏まえることが通常と言いますか大切でありますので、ここのところはしっかり踏まえたいと思っております」と述べました。

今回の指示はあくまでも許可区域外での作業についてのもので県が去年許可を出した埋め立て予定地の内側では作業が続くことになります。しかし指示に従わなければすでに出している岩礁破砕の許可を取り消す可能性も示していて、今後の行方が注目されます。