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15-02-13-05

2月13日朝、名護市辺野古で海上保安庁の警備に抗議していた市民らが、機動隊ともみ合いになり、60代の参加者の男性1人が公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕されました。

大矢記者リポート「男性が逮捕されたキャンプシュワブのメインブゲート前です。男性は機動隊ともみ合いになった際、警察官ともつれ込むかたちで、地面に倒れ込んだということです」

14日午前7時過ぎ、ゲート前で、海上保安庁の車両を止めようとした複数の市民のうち60代の参加者の男性1人が、警察官を倒したとして公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕されました。

逮捕された男性がいる名護署には市民らが集まり、「逮捕は不当だ」などと訴え、参加者の早期釈放を求めました。

平和運動センター山城博治議長は「あからさまな弾圧。ゲート前抗議団に対する不当な介入そのもの」と抗議していました。

逮捕された参加者は、弁護士に対し、「もみあいの中で足がもつれて転んだ際に警察官を巻き込んでしまった。事故だった」と話しているということです。

一方、海上保安庁による辺野古の警備について、14日、太田国交大臣が閣議後の会見で、「問題はない」との認識を示しました。

太田国交大臣「海上保安庁においては、現場海域における安全確保と法令の順守という観点から適切に対応しておりまして、ケガを負わせた事実は確認されていないと」

また、これに関連して、県選出の仲里利信衆議員は「過剰な警備が日常的に行われており、政府は現場の状況を調査するべきではないか」などとした質問趣意書を国会に提出していました。

これに対し14日、政府は「海上保安庁や警察は業務を適切に行っている」と回答、仲里議員は、「現地を見ていない人が判断している。評価しようがない」と厳しく指摘しました。