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辺野古の海底に国が投入したコンクリートブロックについて、県は、法令違反の有無を直接確認することも検討していることが分かりました。県は現在、2014年に当時の仲井眞知事が岩礁破砕を許可した区域と、コンクリートブロックが設置されている場所の位置関係などを沖縄防衛局に質問しています。
県の関係者は取材に対し、コンクリートブロックが、岩礁破砕を許可した区域の外でサンゴなどを破壊している可能性が高いとの見方を示し、国の回答を確認したのちに県が今後、直接調査をすることも検討すると述べました。岩礁破砕の許可には9つの条件があり、その中では「条件に違反した場合には許可を取り消す場合がある」と定められています。
一方、辺野古の埋立てに反対する市民らは10日、県庁を訪れ、法令違反の疑いがあるコンクリートブロックの投入中断を訴えました。元名護市議の宮城康博さんは「翁長県知事におかれましては、一刻も早く、沖縄防衛局に対して大浦湾内でのアンカー設置作業を中断し、岩礁破砕の手続きに基づいた許可申請をするよう勧告してください」と要請しました。
要請を受けた県の担当者は、「県としても埋立て承認検証中の作業中止を求めるなどしている。要請は知事に至急伝える」と答えました。