こんばんは、スポーツです。
まずは琉球ゴールデンキングスから。1ゲーム差の2位・浜松との首位攻防戦は手に汗握る白熱の展開となりました。その緊張感の中、キングス初の高校生ルーキーがデビューです。
注目の西地区首位攻防戦!那覇市民体育館には開場前からこの行列。指定席はすでに完売、自由席確保のため走りこむブースターも見られ試合前から熱気が高まります。
そんな賑やかさのおよそ30分前、1人黙々とシュート練習をしていたのは、キングス初の高校生ルーキー、津山尚大。彼にとってこの場所は、夢の舞台でした。
北谷中学校を卒業後、福岡へと渡った津山。福岡大大濠高校は、去年のインターハイ優勝をはじめ全国優勝5回の実績を誇る名門校です。
津山尚大選手「将来プロで活躍するために大濠高校が一番いいかなと思って大濠高校に来ました。」
取材時には、高校最後の大会にむけ、練習に汗を流していた津山。この強豪チームで中心選手として活躍しU-18の日本代表に選ばれるなど、その力を確実に伸ばしていきました
片峯聡太監督「これから先どんどんバスケットを覚えてすごいプレーヤーになってくれると期待しています。」
津山尚大選手「沖縄のチームでプレーしたい気持ちもありますし(いつか)自分が成長した部分を沖縄で見せたいなとは思っています。」
福岡での3年を経て、ここ沖縄でプロになる夢を叶えた津山。初のベンチ登録となった公式戦では、まさに首位攻防戦にふさわしい試合が繰り広げられました。序盤から両チームともに外からのシュートを沈め一進一退の攻防。
さらに会場を沸かせたのが並里成・祐(たすく)の兄弟マッチアップ。両チームともボールへの執念を見せ手に汗にぎる白熱の展開。
9点を追うキングスは第3Q、マクヘンリーのダンクなど連続得点で追い上げを見せます。
津山尚大選手「bjリーグの中でも、1位2位のチームがやっていたのでとてもレベルが高いなって感じました。」
一方の浜松も追いかけるキングスを突き離します。浜松リードのまま迎えた第4Q、流れを変えたいキングスが動き、その瞬間を迎えます。
夢に見たプロの、そして沖縄のコート。
津山尚大選手「周りの方々の歓声がすごくて、鳥肌が立ちました。試合に出てる時はそんなに緊張しなかったです。楽しみの方が大きくて、嬉しいという感じでプレーしていました。」
プレータイム、1分19秒。得点こそありませんでしたが、プロの第一歩をしっかりと踏み出しました。ルーキーのデビューに華を添えたいキングス。しかし、この日は完敗。それでも、津山にとっては大切な一日となったようです
津山尚大選手「ずっと追いかけてきた舞台で、コートに立てたので一生忘れない日になりました。きょうはシュートを打てなかったので、明日は打てるように、思いっきりプレーしたいと思います。」
続くきのうの試合、この試合でも津山は第4Qに登場。そして、宣言通りシュート。惜しくもリングに嫌われますが、確実に一歩ずつ前進するルーキーの姿を見せつけました。そしてこの日、チームも前の試合のリベンジを果たし、再び首位に返り咲きです!
一方、こちら琉球コラソン。昨日は日本ハンドボールリーグ後半戦、現在首位を走る大崎電機との一戦に臨みました。
チームの守護神!重圧と責任を背負う守備の要としてゴール前に立ちはだかる内田武志選手。正GK石田孝一選手の怪我によりスターティングメンバーとして出場しました。
内田武志音かぶせ「一人ですけどコートでは2人いるんで34気持ちはその分二人分で頑張ります。」
試合は前半コラソンがエース棚原良を中心に、得点を重ね良い流れを作ります。GK石田がベンチから見守る中、内田もファインセーブを見せます。
流れを掴んだコラソンは後半7分。最大6点差をつけるなど、首位大崎からリードを奪います。しかし、次第にミスが目立ちはじめます。流れが変わり、次々と得点を許す内田に、石田は何度も声をかけました。
石田孝一「キーパーの気持ちはキーパーにしか分からない部分があるので、気持ち切らさずにやってもらいたいと思って」
内田武志「僕がチームの後ろを守っているので、気持ちでまけないようにと」
キーパー内田を始め、粘りを見せたコラソンですが、最後まで勢いを緩めることのなかった王者・大崎の勝利で試合は終了。
内田武志「どうしてもチームを助けられなかった部分が多かったので そこが反省ですね。まだリーグ戦が終わったわけではないんで、全試合勝っていければなと思います。」
石田孝一「彼と一緒に力を合わせてコラソンのゴールマウスを守ってチームを勝利に導けるように二人で頑張っていきたいなと思っています」
以上スポーツ部でした。