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2014年、うるま市内の小学校で40代の男性教師が担任する1人の児童に対して、本人が嫌がるあだ名で呼んだり、顔に落書きをするなどの行為を繰り返していたということがわかりました。学校側は教師によるいじめを認めています。現在、児童は体調を崩し学校に行けない状態ということです。
県教育庁によりますと2014年12月にこの児童の保護者から県教育委員会に対して、相談があり問題が発覚し現在、中頭教育事務所とうるま市教育委員会に事実確認を行なっています。ただ、担任の男性教師も2014年11月から休職中で、教師への事情聴取や処分検討についての今後の対応についてうるま市教育委員会は「今は話せない」としています。
沖縄大学人文学部こども文化学科川井勇教授は今回の問題をどうみますかと尋ねると「対応が遅かったような気がします。子どもの中に心身の影響が出ているようですので、やはりいじめと認めざるを得ない。不適切なコミニュケーションとしても随分不適切だと感じます」と話します。
諸見里教育長は「教員が子どもに対する接し方、体罰、人権問題は人権ガイドブック(作成を)はじめかなりやってきた。これがまた届いていないというのが本当に残念の極みであり本当に遺憾。」と話していました。
県教育委員会は21日この問題について話し合い、委員からは学校側の対応や市町村の教育委員会のあり方を疑問視する声も上がりました。