※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
News Photo

中秋のきのう、首里城公園では伝統芸能を鑑賞する琉球王朝・中秋の宴がひらかれました。

中秋に合わせて開かれたこの催しは首里城正殿の御庭で開かれ、多くの観光客が鑑賞に訪れました。特設の舞台では、琉球王朝時代中国からの使者、冊封使をもてなす際に踊られた琉球の古典舞踊が披露されました。

ライトアップされた正殿を背に、鮮やかな紅型衣装に身を包み、格調高く踊られる演目の数々を訪れた人々はじっくりと鑑賞していました。

この日、首里城の上空は雲に覆われましたが、時折、正殿の上には満月が顔を覗かせ、幻想的な雰囲気の中、中秋の夜の王朝文化を堪能しました。

一方、こちらは宮古島市。中秋の満月の下で十五夜の伝統行事、マストリャーが行われました。

上野地区野原で280年前に始まったとされるマストリャー。語源は穀物などを税としていた時代にその穀物を集めていた「升取屋」が元になっていると言われています。

夜10時を回り、地区内4ヵ所の昔の升取屋から男性たちが公民館の広場に集まり、女性たちも列を作って、男性、女性それぞれが向こう1年間の豊年豊作を祈って踊りを奉納しました。踊り手たちは満月の明かりの下でにぎやかに踊り、伝統行事マストリャーを楽しんでいました。