※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
依然、膠着した状態が続いています。きのう、うるま市の天願桟橋に到着したアメリカ軍の迎撃ミサイル・パトリオットは貨物船から陸揚げされず、嘉手納基地への移送のめどは立っていません。
岸本記者「パトリオットミサイル本体をのせた貨物船があちらの桟橋に到着してから丸一日が経ちますが、それ以降特に大きく目立った動きというのはありません。ゲートの前では反対派の住民たちがミサイルの嘉手納基地への搬入を防ぐためにずっと座り込みを続けています」
ミサイルを載せた貨物船がうるま市の天願桟橋に到着したのはきのうの午前8時45分頃。桟橋のゲート前ではミサイルの嘉手納基地への移送作業を進めたい那覇防衛施設局の職員と反対派の住民が言い合いになる場面もあり結局、ミサイルの陸揚げは行われませんでした。
一方、野党県議団21人はきょう、那覇防衛施設局や県を訪れました。那覇防衛施設局で野党県議団は、迎撃ミサイル配備は、嘉手納基地が狙われるという証拠であり、県民の命が標的になるのは絶対に許せないと強く抗議しました。
これに対し、施設局の池部衛次長は「攻撃されないようにするのが抑止力で、その必要性が我々と皆さんでは違う」と述べたため、野党県議団が激しく反発しました。
県議団は県に対しても、県は即刻国に配備の中止を申し入れるべきだと詰め寄りましたが、花城知事公室長は、県としても遺憾であると述べるにとどめました。