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歩きタバコ禁止に向けて本格的な取り組みが始りました。路上での喫煙防止条例の制定を検討している那覇市議会は、きょう関係する市の各課の担当者から意見を聞きました。
那覇市議会は国際通りとその周辺での歩きタバコなどを禁止する路上喫煙防止条例の制定を検討するため、先月、特別委員会を設置しました。きょうの委員会では、市の関係各課からの意見聴取を行い、商工振興課からは「歩行者の安全と街の美化の面から路上での喫煙は禁止すべき」という意見が出されました。また、観光課からは条例制定に賛成する一方で、「観光客がタバコを吸いながら店に入ってきた場合、注意できるか不安」という通り会の声を報告し、観光客への情報提供が重要だとの指摘がありました。
市議会ではこの条例の制定にはほとんどの議員が賛成ですが、罰則規定を設けることについては罰金の徴収作業にかかる費用が大きすぎるなどといった反対意見もあります。
全国では、34の自治体が同様の条例を施行し、このうち23ヵ所が罰則規定を設けています。委員会では、こうした自治体にみられた効果や課題についても参考にして審議を進める方針です。
この歩きタバコについては罰則の有無に関係なく観光立県を標榜する沖縄県にとっては、街の美観や小さい子どもたちの安全面からいっても喫煙者に当然守ってほしいマナーといえるのではないでしょうか。