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キャンプ・シュワブ沿岸部にV字型に2本の滑走路を設置する案について、アメリカ側はそれぞれの滑走路にどちらからでも進入ができるよう日本側に要求していることがわかりました。

普天間基地の辺野古沿岸部への移設について、政府と名護市や宜野座村は住宅地上空の飛行を避けるため、V字型に2本の滑走路を設置して、離陸と着陸に分けて使用することで合意し、その後日米でも合意されました。

しかし、この案の建設計画策定に向けた日米協議で、アメリカ側は、それぞれの滑走路に双方向からの進入を可能にするため、あわせて4カ所に進入灯を設置するよう求めていることを日米関係者が明らかにしました。日本側は緊急時のことを考えればやむを得ないと、設置を認める可能性を示唆しています。

このため、双方向の進入が可能になれば住宅地上空を飛行しないという地元合意の大前提がなし崩しとなり、地元をはじめ県民の反発は必至です。