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ベトナムで枯れ葉剤被害者の支援をしている団体の代表らが初めて沖縄を訪れ、ベトナムと沖縄の人たちが協力して化学兵器のない社会を築いていこうと訴えました。
この団体はベトナム・ダナン市の枯れ葉剤被害者の会で、国際シンポジウムに参加するために沖縄を訪れました。
2日、グエン・ティ・ヒエン会長らは沖縄市のサッカー場で大量のドラム缶が見つかり、ダイオキシン汚染が発覚した問題について、原因究明や除染とともに近隣住民らの健康被害調査を行うよう指摘しました。また「現場の作業員の防護服があまりにも簡素で、彼らに健康被害が出ないか心配だ」と述べました。
一行は3日、沖縄の枯れ葉剤問題を取材するジャーナリスト、ジョン・ミッチェルさんの案内で、沖縄市のサッカー場を訪れました。
ミッチェルさんは「子どもたちがここで遊んでいた。しかし、ここが危険な場所だとわかる看板さえ設置されていない」と説明しました。グエン会長は「ここが危険だということをもっと多くの人に知らせるべきだ」と述べました。また「ダナンでは、アメリカとベトナムが協力して汚染の浄化にあたっている。アメリカは責任を持って、日本政府とともに環境を元に戻すべきだ」と話していました。