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認知症の対応の悪い例の劇では…おばあさんが「なお、ご飯まだかね?」娘「お母さん、さっきから何回も同じこと言って。食べたってば」。おばあさん「あんたたち、おばあをばかにして…」というやり取りが演じられ、よい対応の仕方の例では娘が「おなかすいているんだ?」と話すとおばあさんは、孫に「こうき、ご飯食べた?」孫は「今さっき食べたよおばあ、おなかすいてる?ちょっと待ってチョコレートがどこかにあったと思う。」とおばあさんの話に対応して話していました。

認知症には、どんな症状がみられるか、どう対応したらいいのか、知ってほしいという取り組みです。10月を「介護予防月間」と定めている浦添市では、市民らが劇や講話を通して認知症を学びました。

この講座は、市民に認知症について楽しく正しい知識を学んでほしいと浦添市が企画したものです。講座では、介護の現場に携わる介護福祉士やケアマネージャーで作る認知症キャラバンメイト連絡会のメンバーが正しい対応に繋げてほしいと認知症によって起こる、「症状」や「妄想」を劇で再現しました。

また、講話では、「相手を受け入れ、怒らないことが一番の薬。理解しようと思い、優しい気持ちで接してほしいと」と認知症の人と接する上の心構えなどを紹介していました。

浦添市役所保健部池原孝美保健師は「認知症になったかたは、最初は自覚は難しいとはおもうんですが、周りの方が認知症に対する知識を持っていただくことで最初に信頼関係を築いていただいて、そこから病院に繋がるような支援が地域住民でもできるようになれば」と話します。

浦添市では、この他、認知症予防に効果的と言われている有酸素運動のひとつウオーキングや脳を鍛える教室などを企画しています。