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県議会は10日、最終本会議を開きました。この中で、自民党の照屋守之議員の差別とも受け取れる発言の取り消しの申し出を認め、一般質問での発言を議事録から削除しました。

照屋議員は10月2日の一般質問で、糸数慶子参議院議員が琉装姿で国連での演説を行ったことに関して、「沖縄先住民と言ったら、ぼろぼろのようなイメージで、顔も真っ黒くして行くんだったらいいが、琉球王朝の格好をしていた」「この人はマンションも3つ持って、国会議員としていくらの報酬があるか」などと発言しました。

この発言について、照屋議員は翌日、3日発言を取り消す申し出を行い、10日の本会議で謝罪しました。照屋議員は「表現や発言に不適切さがあり、お詫びを申し上げ、削除を申し出るものであります」と述べました。

野党各会派は休憩中に、急遽会見を開き、謝罪が十分でないと、照屋議員を批判。「沖縄県議会としては、人権を損なうような発言を断じて許すわけにはいかない、容認すべきではないんだと」と話します。糸数議員が委員長を務める社大党は、日を改めて対応を協議するとしています。