※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
旧石器時代の遺跡と見られる南城市の洞穴で、県立博物館や全国の学術研究者による発掘調査が行われています。
この発掘調査は県立博物館と国立科学博物館、東京大学総合研究博物館のメンバーが合同で行っていて、20日間にわたり南城市玉城にある通称ハナンダー洞穴で発掘を続けています。
旧石器時代の遺跡とみられるこの洞穴は、最古の日本人である「港川人」が発掘された旧具志頭村港川のすぐ側にあり、発掘開始からこれまでにリュウキュウジカなど動物の骨が発見されています。
今回のように沖縄と東京の博物館が合同で調査を行うのは初めてのことです。県立博物館の宮城館長は「新たな博物館には港川人が展示されることもあり、“化石の宝庫”といわれる沖縄の重要性を発信し、国内での調査活動の中心にしたい」と話しています。