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21日午前、嘉手納基地でF-15戦闘機が滑走路をオーバーランする事故が発生しました。

オーバーランしたのは嘉手納基地所属のF-15戦闘機で、21日午前10時50分、3700メートルあまりの滑走路に止まりきれず、芝生の上でようやく停止しました。戦闘機は自力で動くことができず、ワイヤーで引っ張り出された後、牽引されて格納庫へと運ばれました。

嘉手納町民は「飛行機は毎日飛んでいてうるさい。危ないと感じるときもある」、「できたらもう早く基地は撤去してほしい」と不安を訴えています。

F-15はことし1月の墜落事故をはじめ、空中での接触や照明弾の誤射など事故が相次いでいて、嘉手納町の宮城町長は「オーバーランなんて基礎的な操縦での事故。それが起こるようでは何をかいわんやで、情けない限り」と、怒りを通り越してあきれています。

原因についてアメリカ軍は調査中としていますが、発生から3時間後には別のF-15戦闘機が次々と離陸し、事故の原因がわからないまま飛行訓練を再開しました。