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やんばるで行われる開発や公共工事が、森や生き物たちにどのような影響を及ぼすかを考える学習会が28日、那覇市で開かれました。

これは、ダムや林道の建設などの開発工事で、やんばるでの大規模な自然破壊が進んでいる現状を認識し市民として何が出来るかを考えようと市民団体や弁護士、学識経験者らが集まって開かれたものです。

国頭村の奥間川流域で観察や保護を行っている市民団体は「希少植物や生き物が数多く生息する流域なのにダム計画が進行中だ」と指摘し、市民が少しずつ土地を購入して保護する、「ナショナル・トラスト運動」を広めようと訴えました。また「やんばるの自然を歩む会」代表の玉城長正さんはヤンバルクイナの生息する自然を紹介しながら「生き物の僅かな生息地を奪う公共工事は、市民の目の届かない所で行われている」と説明し、市民による公共工事のチェックが必要だと述べました。

参加者は自然破壊の現状を目のあたりにしながら、熱心に報告に聞き入っていました。