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吹奏楽の指導者として全国大会に30回も導いた、屋比久勲さんの特別演奏会が14日、那覇市で開催されました。会場の那覇市民会館には、開演1時間前から、多くの人が詰めかけました。
会場の高校生は「(屋比久さんは)手の届かない存在ってイメージが強いです」と言い、女性は「吹奏楽の神様って聞いていますので、うちの人に誘われてきました。」と話していました。
屋比久勲さんはこれまで県内外の中学、高校を歴任し、吹奏楽の甲子園と言われる「全日本吹奏楽コンクール」に通算30回導くなど、数々の偉業を果たしました。演奏会は、屋比久さんのこれまでの功績を称え、初めて指導を受けた垣花小中学校をはじめ、県内外の学校の卒業生85人が出演しました。
屋比久勲さんは「やっぱり教員冥利に尽きますよね。やっぱり先生して良かったなと思います。今でも50年ぐらい前の生徒の名前みんな言えますからね。」と話しています。
客席には、かつて子どもが指導を受けたという人から、現役の中高校生まで、多くの人が屋比久さんの指揮する壮大で躍動感のある演奏に聞き入っていました。県内の吹奏楽の創設期から携わり、今なお第一線で走り続ける屋比久さん。これからも音楽に関わっていきたいと話します。
屋比久勲さんは「学生と関わったり、あるいは中学生、高校生の指導に関わったり、頼まれたら行ったりとちょっとでも、吹奏楽人口を増やして音楽好きな人を一人でも多く作りたいと思っています。」と話していました。