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泡盛の味や香りで個性を出そうと挑戦したメーカーの研究が県内では初めて日本醸造協会技術賞を受賞しました。

1960年頃に廃止された「シー汁浸漬法」という泡盛の伝統の製法を復活させ、そのメカニズムの研究で忠孝酒造の大城勤社長と研究開発課課長の熱田和史さんのふたりが受賞。県内初の快挙で、醸造に関する研究者にとっては栄誉ある賞です。

泡盛の原料のタイ米を砥がずにシー汁という液体に15時間から24時間漬けて発酵させる「シー汁浸漬法」のメカニズムを科学的に解明し、製品化にこぎつけたことが評価されたそうです。

この方法で製造された製品は従来の泡盛より甘みがあり香りが高いそうです。