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宜野座村のキャンプハンセン内で地元に説明もないままオスプレイが使うヘリパッドの拡張工事が行われていたことがわかりました。現場は辺野古にも近く、村や区では基地機能の強化だと反発しています。
こちらが宜野座村松田区にあるヘリパッド・スターリングです。アメリカ軍はこれまで細切れだったヘリパッド用地を6000本もの木を切るなどして造成し、2倍以上のおよそ2.1ヘクタールに拡張しました。
村にも地元松田区にも事前の説明はなく、基地内にある農業ダムの点検に訪れた村の職員が偶然発見しました。宜野座村・新里課長は「まさかこういう風に2倍以上の拡張工事がされるという認識はなかった」と話し、松田区・松田区長は「多分、基地機能の拡大じゃないかと思うんですが。ヘリが1機、2機、訓練するような格好になるんじゃないかね。今は1機でホバリングするけど、広くして2機やるんじゃないかね」と話していました。
アメリカ軍の環境レビューではオスプレイの配備後スターリングの使用は420回から14回に減ると書かれていました。
沖縄防衛局は取材に対し「アメリカ軍から既存施設の維持管理工事と聞いている」と答えていますが、地元では辺野古への基地建設が関係しているのではないかと疑念を抱いています。
松田区・松田区長は「今は単なる演習場かもしれないけど、辺野古に基地ができてしまったら、恐らく機能も酷くなっていくんじゃないかと思う。頻繁に、多くなるんじゃないかと思いますけど」と言います。
松田区の抗議を受け沖縄防衛局が来週、区に説明を行う予定です。