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埋め立て工事が進んでいる泡瀬干潟で海水の汚濁を防ぐ膜が破損しているのが見つかったことについて、国は、環境への影響はないとの見解を示しました。泡瀬沖合の埋め立て工事現場に国が設置している布製の汚濁防止膜が破れ、土砂が流出しているのを『泡瀬干潟を守る連絡会』が1月2日に発見し国に指摘しました。

これを受けて沖縄総合事務局は24日夜に記者会見を開き、破損は海域の干満が激しいため海底面に接触する際の摩擦によるものと説明。その上で、普段は工事の前に潜水士が潜って破損があった場合はその都度補修をしているが、破損が見つかった2日は工事が休みだったと弁明し、対策は適切であると強調しました。

これに対し『泡瀬干潟を守る連絡会』では、「何度も補修するようでは汚濁防止膜自体、欠陥品」などと反発していて29日に国に対して現場に専門家やマスコミを入れて検証する機会を設けるよう申し入れることにしています。