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今年、沖縄尚学とともに春のセンバツ甲子園に出場した美里工業。学校史上初めての甲子園は、アルプスと一体になった熱戦。しかし、初戦を飾ることはできなかった。

髙江洲大夢主将「まだ、美里工業が甲子園で勝つにはまだまだ練習が足りないと感じたので」

美里工業主将、髙江洲大夢くん。センバツでは、4番バッターとして出場するもチャンスに打てず一本のヒットもないまま、甲子園は後にした・・・。その悔しさはチームも同じ。

髙江洲大夢主将「夏にはしっかりとその課題を克服するために練習して頑張っています」

甲子園で一勝をあげることはできなかった美里工業だったが、去年夏の県大会準優勝から、秋の県大会優勝、そしてセンバツへと続く彼らの活躍は、学校や地域に、勇気と活力を与える存在となっていた。

めざせ甲子園! 再び甲子園の夢に挑む〜美里工業〜

パーラーどんちゃん・内間みどりさん「野球だけじゃなくて、地域のためにゴミを拾って、すれ違うとちゃんと挨拶してくれるというのがある」

近くの喫茶店・森本玲子さん「地域に活気が出たんじゃないですかね。(店では)工業の話題、野球部の子ども達の話題が多いです」

授業中でも野球部が中心となって雰囲気を盛り上げている。

教室「ウフフフ〜ドラえもん。ドラえもん」

めざせ甲子園! 再び甲子園の夢に挑む〜美里工業〜

宮城朗先生「とっても変わりました。生徒たちの顔がほんとに輝いている気がします」

宮城朗先生「野球部がこういうふうに活躍してくれてですね。他の部活に入っていない生徒達も応援に行ったりとか、学校全体が盛り上がってきたなというのは感じます」

頑張っているは野球だけじゃない。100人あまりいる野球部は、資格試験でも結果を出しおよそ8割が資格を取得。学業面でも結果を残しているのだ。

宮城諒大くん「自分達が盛り上げることによって学校もだんだん良くなってきているのでそこは良いと思います」

また、部活の仲間も、野球部の頑張りを間近で知る、ライバルだ。

バレー部キャプテン照屋竜馬くん「毎日の練習で野球部と切磋琢磨して頑張っているので。結果がやはり求められるので自分達も野球部に負けないように自分達も結果が残せるようにと、そんな話を(野球部と)します」

そして野球部の活躍を誰よりも喜んでいるのは美里工業野球部のOB達。

めざせ甲子園! 再び甲子園の夢に挑む〜美里工業〜

野球部OB上間強さん「僕らも甲子園が夢だったから応援しながら(春の甲子園に)行ったけど、本当に感動した」

実は、野球部の快進撃の裏には、OB達の存在は欠かせないものでした。グラウンドに置かれている野球道具をしまうコンテナや、名将神谷監督が学校赴任するまでなかったというグラウンドの照明も電気関係に強いOB達が設置したもの。物心両面で後輩たちを支えている。

野球部OB上間強さん「ま〜やりがいはありますよね。子ども達がもっと強くなれる環境作りをしているんだぞという意識はあります」

野球部の活躍が周囲の人々を変え、その周囲人々が、今度は野球部を支える力に変わっているのだ!では、その美里工業!この夏の戦力は!神谷監督が自己分析した美里工業の戦力分析はご覧の通り。打撃力で3点を付けた以外はすべて4点。

めざせ甲子園! 再び甲子園の夢に挑む〜美里工業〜

中でも自信を見せたのは機動力だ。「打撃は水物」とした上で、いかなる場面でも足を生かした機動力を徹底的に鍛え、選手自らが判断した走塁で相手の隙を突く!打撃力は、この夏、1番にチャンスに強い松堂正を予想。クリーンナップ3番は、確実性の高い宮城諒大、4番花城航が有力だ。宮城、花城とヒットが繋がるのが理想とみている。そして、春の4番、キャプテン髙江洲は5番に下げ、心理的負担を軽くしたことで、本来の力が発揮される期待が高まる。

そして何よりも柱になるのが・・・投手力。マックス140キロの長嶺飛翔や、エース伊波友和は安定感を増してきた伊波はマックス143キロのストレートを主軸に、縦横のスライダー、スプリットに加え、夏に向けて、チェンジアップなど新たな変化球にも磨きをかけている。

伊波友和投手「あそこに立って一生懸命する姿を見せて恩返しできれば良いなと思っています」

そして、柱の投手力で、この夏チームが復活を待ち望んでいるのが左腕、島袋倫だ。

マックス137キロ、落差のあるチェンジアップと、スライダー、カーブを武器に持つ島袋は、去年夏の新人大会でノーヒットノーランを達成するなど、左のエースとして期待される存在だが、ここぞという時に力を発揮できない場面が続き、センバツでもマウンドに登ることはなかった・・・

左腕・島袋倫投手「(無心だった1年の頃とは違い)今は色々考えるようになってしまって落ち込んだりしていたが、でも今は怖いものなしで」

めざせ甲子園! 再び甲子園の夢に挑む〜美里工業〜

伊波との左右二枚看板がそろえば投手力を押し上げることは間違いない。

左腕・島袋倫投手「自分に自信を持てるようになってきています。もう一度甲子園に行って、堂々としたピッチングを見せたいです」

センバツ、夢の舞台での悔しい一敗は、美里工業ナインの一人一人の意識を変えた「自信」とは自分を信じることだ!仲間や周囲の人々の期待を力に変え、再びあの場所へ!美里工業の夏が始まる!

伊波友和投手「夏はどのチームも本当にどのチームも力をつけてくるので、絶対に初戦から気持ちを入れて必死に勝ちにいきたいと思います」

長嶺飛翔「またあの甲子園に戻っていきたいです」

花城航「学校とか地域とか全員でみんなで向かっていきたいという強い思いはあります」

松堂正「もう一度あの甲子園に戻って、チーム一丸となって、いこうと思っています」

髙江洲大夢主将)「(センバツ初戦で)負けたことで色々、チームの弱さというのが見えて、それをまた克服しないと夏の甲子園には行けないし熾烈な戦いが始まるんですけど、死にもの狂いで甲子園めざして頑張ります!」

宮城諒大「夏は惜しかったねって言われるんじゃなくて、最後におめでとうって言われるように悔いのないように頑張りたい。必ず甲子園に行きたいです」

「待ってろよ甲子園!イヤ〜!スリスリスリスリスリランカ」

明日は笑顔のキャプテン登場!宜野座高校です!

めざせ甲子園! 再び甲子園の夢に挑む〜美里工業〜