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今から70年前の学童疎開船「対馬丸」が撃沈された事件で新たな資料が11日、対馬丸記念館に寄贈されましたが8月の節目の日を前に、これ以外にも新たな資料が寄贈れていることがわかりました。
11日、対馬丸記念館に新たに貴重な資料が寄贈されました。
「対馬丸」がアメリカの潜水艦の攻撃を受け沈没した後、救助にかけつけた漁船の乗組員杉本寛さんの手記です。そこには、漁船が遭難者5〜60人を救助するも、悪天候の影響もあって、救助を打ち切る、生々しい様子も記されています。
実は2014年、対馬丸記念館には、事件から70年の節目に「手記」以外にも新たな事実や、資料が見つかっています。小波津順子さん。対馬丸に乗船し、亡くなりました。
当時、58歳対馬丸に乗船する前の日に、写真館に行き、撮影されたものだという事です。
99歳になる女性の娘がこれまで、母の形見として、大事に保管してきたもので今回、寄贈され、一番新しい犠牲者の写真として、今後、展示公開されます。
この他にも、新たな犠牲者が名乗り出てきたりと、70年目の節目の日を前に、対馬丸の悲劇がクローズアップされています。