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宜野湾市の障害者支援グループが、海外の福祉事情を視察しようと8日から世界5か国をめぐる海外研修に出発します。海外研修に出発するのは、NPO沖縄県自立生活センター「イルカ」のメンバー4人です。

研修は、障害者への医療の充実や差別禁止などを定めた県の条例が2014年4月に施行されたことを受けて、8日から福祉先進国といわれるスウェーデンをはじめウズベキスタン、ネパールなど5か国を視察し、社会保障への税金の使われ方や開発途上国が抱える課題を学びます。

自立生活センター・イルカの長位鈴子代表は7日、出発を前に会見に臨み「知らないことを知ることが一番楽しみ」「障害のない子どもたちが、障害のある子とどのように(学校で)学び合っているのか、それが一番大きな、私のやりたい(学びたい)ことです」と話しました。

今回の研修にかかる費用は渡航費だけでおよそ200万円ですが、現時点での募金は80万円にとどまっていて、参加者たちは引続き募金への協力を呼び掛けています。