オリンピックの正式種目が決まった7人制ラグビー。先週県内で初の大会が開催されました。
早く鋭いパス回し。スピード感あふれる動き!第1回高校7人制ラグビーフットボール大会。2016年に開催されるリオオリンピックから正式種目に採用された7人制ラグビーを盛り上げていこうと、県内で初めて開催されました。
7人制ラグビーは、フィールドの広さや大まかなルールは一般的な15人制とほぼ同じですが、7人制は試合時間がトータル14分と短く、人数が少ないため、自然と足を使った動きが中心となり、早い展開とトライシーンの多さがその魅力です。
今回初めてとなった大会には、県内から9校が出場、7月の全国大会を目指します。
今大会、注目は名門・名護高校ラグビー部。チームの持ち味は、自慢の足を生かした「展開ラグビー」。グラウンドいっぱいにボールを動かして、相手のスペースを活かした速攻型のラグビー!
予選Bリーグを1位で通過した名護は決勝リーグ1試合目、予選Cリーグを同じく1位で通過した北部農林と対戦しますが、自慢の足を見せつけ、得点を重ねると40-0と大きく突き放しての決勝進出を掴み取ります!
名護高校・大城亨介主将「自分たちは前回負けてチャレンジャーなんで、気を引き締めて頑張りたい」
迎えた決勝戦。対するは15人制でもしのぎを削るライバル・コザ高校。
前半1分、赤のジャージ名護は、キャプテン大城亨介のトライで先制すると、続く6番・平川聖也、さらに4番・真喜志龍の2連続トライでライバル・コザを引き離します。後半戦に入っても、その勢いは止まらず、後半1分、再び真喜志。この試合3連続トライを挙げます。
一方ここまで無得点のコザ、終盤2連続トライで見せ場を作りましたが点差は埋まらず、記念の第1回大会、名護が全国切符を手にしました。
名護高校・大城亨介主将「始めて全国の舞台に7人制で立つけど、そこで沖縄のレベルがどんなものか知って、また次に活かせるように頑張っていきたい。セブンスがまた日本に広く伝わっていったらいいなと思います」