中川アナウンサー「棚原さん、ガーデニングはやられますか?」
棚原アナウンサー「僕は正直やったことはないですね。」
中川アナウンサー「私も一人暮らしで、なかなか縁がないんですが、最近サボテンに囲まれて幸せを感じているという川村さんが、何やらリポートをしてきたらしいです。ご覧ください。」
川村記者「南城市にやって参りました。今南城市ではオープンガーデンが開催されていまして、沢山の人で賑わっているんです。」
今回で9回目を迎える、南城市憩いのオープンガーデン。このイベントは、個人のお庭を解放し、自由に見学できるというもの。春と秋、年に2回行われ、何と毎回1万人以上の人が訪れます。
南城市観光協会・日高智子さん「南城市観光協会の会長の潮平がカナダに行った時に、オープンガーデンを見て是非南城市でも取り入れたいと考えたのがきっかけで始めました。南城市には自然やお花が沢山あって人も温かい所なので、このオープンガーデンをやることは地域活性化に繋がって良いイベントだなと思います。」
まず初めに必要なのは、パスポート。南城市地域物産館で購入し、地図をもらいます。この地図を頼りに、お庭を巡ります。
川村記者「今からオープンガーデン行ってきます」
今回お庭を開放しているのは、25軒。お目当ての庭を選び、自分でコースを作ります。
川村記者「このように地図を見ながらお家を探してお庭に向かいます。宝物探しみたいで楽しいですね。」
まず最初に向かったのは、こちらのお庭。
川村記者「うわー大絶景、ため息が出ます。」
可愛らしい門をくぐると見えてくるのはこの景色。目の前には太平洋と色とりどりの花のコントラスト。
訪れた人は「知ってる花、知らない花が見られて色とりどりで良かったです。」「(オープンガーデンは)道が狭いなと思うこともあるけど、それはそれで、道も楽しむことができる」と話します。
雄大な太平洋を眺めながら、のんびりとした時間を過ごしたい時は、是非、服部邸へ。次にやってきたのは、ちょうどバスツアーのお客さんも訪れていたこちらの庭。実は、このオープンガーデン、観光ツアーになっている程の、人気ぶりなんです。お庭に滝が流れる、和風庭園が魅力の大城邸。ここのお庭のシンボルがこれ。
樹齢500年の黒木です。
大城八重子さん「ようこそ我が家へおいでくださいました、ありがとうございます。園芸歴35年ですけどまだまだ勉強不足で色々手入れしながら植物から教えてもらって。花を植えながらパワーをもらいながら残り人生を豊かに生きたいと思います。」
お喋りが大好きな大城さん。訪れた人との時間が一番楽しいひと時なんだそうです。
お客さん「大城さんがすごくお話が楽しい。毎年楽しみにお友達と来ています。また大城さん楽しみにしています。」
どうやら、オープンガーデンの魅力は、庭だけではないようです。
最後に向かったのは、ここ。手作り感溢れる可愛らしい庭。ハイビスカスやバラなど数えきれないほどの花が迎えてくれます。
訪れた人は「他人様のお宅って中々自由に入っていけないじゃないですか。それを自由にオープンに好きなように見ていけるのが嬉しいです。」と話します。
お家の裏に回ると、また違う世界。童話の世界に入り込んだような、そんな錯覚に陥る當山邸。
當山美枝子さん「(これなんですか?)フライパンなんですよ。使い終えたフライパンを柄の方を取って(工夫されてるんですね、面白いアイディアですね)私たちは家庭の自分のものをみんな使っています。生活必需品をそのまま庭に埋め込んでいます。」
コーヒーカップや鍋など、使わなくなった物を再利用。お花だけではなく面白い鉢植えを探すのも楽しいですね。
當山美枝子さん「オープンガーデン前になると必死に草を取っています。色んな表情がありますよ、今日は元気かな、水大丈夫かな、虫いないかな、元気かなっていう感じでやっています。」
當山美枝子さん「どちらからいらしたんですか?」
お客さん「皆さんの頑張ってやっているのが楽しみで。うちも庭いじっているんで。」
當山美枝子さん「(一番の魅力は?)皆さんとの出会いですね。毎回リピーターさんがいっぱいいらしてて、今年も来ましたよーっていう方がいっぱいいらっしゃるんですね。毎回見たお顔なんですね。その出会いが楽しくてやっています。」
花や草木がつないでくれる人との出会い。そこにおもてなしの心があるからこそ、沢山の人が訪れたくなるのかもしれません。
中川アナウンサー「いやーお花、綺麗でしたね。」
棚原アナウンサー「そうですね。色んな出会いもあって、花だけでなく違う楽しみがあるんですね。最初は10軒ほどだった参加者も今では25軒に増えて地元の人の関心も高いようですね。」
このオープンガーデンは、13日の日曜日まで開催されています。